初めてのマルシェ出店、商品は準備できたけれど
「どうやって並べたらいいかわからない」「とりあえず置いただけになりそう…」
そんな不安、ありませんか?
ディスプレイはちょっとした工夫で、見やすく、手に取りやすいブースに変わります。
この記事では、初心者さんでもすぐに取り入れられる「見せ方の基本とコツ」を、わかりやすくまとめました。
ディスプレイの基本は「わかりやすさ」と「取りやすさ」
ディスプレイでいちばん大切なのは「お客さんがパッと見てわかる」「手に取りやすい」こと。
例えば…
- 動線を意識する
→ 少し離れた場所からでも、何のお店かわかるように。近づきたくなる雰囲気づくり
- 高さを出して立体感を演出する
→ 木箱やラックで段差を作ると、商品が見やすく、通路からも目に入りやすくなります
ポイント:なんだかよくわからないお店には近づき難いもの。お客さんの目線になってわかりやすさや手に取りやすさを意識することでブースの印象がぐっと良くなります。
ワンポイントレッスン | プロも意識するお客様の視線 👀
商品の配置に迷った時は、この高さ。
● ゴールデンゾーン H85〜135cm
一般的に店舗の棚や台などで、手に取りやすく見やすい高さの範囲
看板やPOPはこの高さがおすすめ。
● アイキャッチライン H125〜170cm
看板やPOP等のメインメッセージ。インパクトのあるビジュアルを目立たせやすい範囲
注 ※ ターゲット層や店舗設計によって最適なアイキャッチラインの高さや場所は調整されます。子供に注目してほしい場合は、少し低めに配置するなどの工夫が必要です。
色とトーンを揃えて統一感を出す
テーブルクロスや什器の色を統一するだけで、全体がスッキリ整って見えます。
統一感ってどうしたら出せる?初心者さんにおすすめの方法
- たくさんの色を使わない(3色以内がオススメ)
- 白や生成りなどのナチュラルカラーをベースにする
- お店のイメージカラーやブランドカラーを決め、その色をベースに全体をまとめる
- メインの商品を引き立たせる色をイメージしてみる
これらすべてをやろうとしなくて大丈夫。まずは、自分のイメージに近いやり方をひとつ取り入れるだけで、統一感が出しやすくなります。ブランドカラーが強い色の場合は、全体に使用せず小物やPOPで差し色に使うと、全体のバランスがとりやすくなります。
悩んだら..
まずは、白や生成りなどをベースに。まずはアクセントカラーをひとつ決めてみましょう。
たくさんの色を使わないことで、すっきりと清潔感のある印象を演出できます!
陳列の考え方|“見せる”と“売る”を両立させる
ディスプレイは「きれいに見せる」ことも大事ですが、同じくらい大切なのが「売りやすいこと」。
この2つのバランスを意識すると、販売、補充もスムーズになります。
ポイント①:「見せる用」と「在庫用」
- 商品を山積みにしたりたくさん出しすぎると、見た目がごちゃつき、安っぽく見えてしまうことも。
- “見せる”を意識して、すべてを陳列しない。補充分はテーブル下の箱に整頓しておき、少なくなったら取り出すスタイルがおすすめです。
ポイント②:人気・おすすめ商品は手前に
- お客さんの視線が集まる位置に主力商品を置くことで、自然と手が伸びます。
- 「おすすめ」などのPOPを添えると、さらにgood!!
ポイント③:お客さんの動きを想像して並べる
- どっちから来て、どこから見るのか。どんな風に手を伸ばすのかイメージ。
- お客さんの視線が自然に流れるように「高さ」や「配置」を考えると、見せ方の質がぐっと上がります。
値札・POPは「読みやすく・わかりやすく」
「値段が書いてないと買いにくい」というお客さんは意外と多いもの。
値札・POPのポイント
- フォントは読みやすいものを選ぶ
- 値段だけでなく「一言説明」を添える
- 例:「国産小麦で作ったクッキー」「数量限定」など
- 例:「国産小麦で作ったクッキー」「数量限定」など
小さなカードや黒板を使うのもおすすめです!
最低限そろえておきたいディスプレイ用品
初心者さんでもすぐ準備できる「基本アイテム」はこちら
- テーブルクロス:テーブル全体を覆えるサイズを選ぶ。複数枚で用意しても◎
- 高さを出す什器:木箱・小さな棚・カゴなど (まずは、木箱ひとつからでもOK。)テーブルのサイズを意識して選びましょう。
- 小さな黒板やPOPスタンド:値段や商品説明用
- カバー・クロス:ごちゃつきがちな荷物隠しや日除け用に
- クリップ・テープ・重り:風対策にあると安心。POPやプライスカードは風で飛ばされがち。しっかり対策をしておくのがオススメ。
最初は手持ちの道具でも十分。少しずつ理想のブースに近づけていけばOKです。
よくある失敗とその回避法
失敗しがちなポイントも知っておくと、当日焦らずにすみます。
- 商品を置きすぎてごちゃごちゃする
- → すべてを並べようとしないこと。置く数を絞って、見せ場と余白を意識する
- テーブルクロスが短くて裏が見える
- → 長さを測って準備。本番前に自宅などで一度試しておくと◎
- 動線を考えない配置
- → 常にお客さんの流れを意識して、時々配置を変えてみよう!
- → 常にお客さんの流れを意識して、時々配置を変えてみよう!
まとめ
- ディスプレイの基本は「わかりやすさ」「見やすさ」「取りやすさ」
- まずは手持ちの道具で試してみて、少しずつアップデート
- 完璧じゃなくても「買いやすいブース」を意識すれば十分
基本を押さえたディスプレイを意識することで、ブースの見栄えも販売作業のしやすさもぐっと良くなります。