マルシェってどんなもの?ざっくり解説
📌「マルシェ(marché)」は、フランス語で「市場」という意味
もともとはヨーロッパで行われていた青空市場のこと。
特に、新鮮な野菜や果物、肉、魚、チーズ、パンなどを売る、生鮮食品中心の生活に密着した定期市を指すことが多く、決まった曜日に広場や通りで開かれ、地元の人々にとって日常の買い物の場であり、社交の場でもあるという、生活に根付いた存在です。
つまり、フランスの「マルシェ」は、生活に密着した本格的な「青空市場」🇫🇷

📌 日本では ?
日本でのマルシェは、もう少し広い意味で使われていて、イベント要素が強いのが特徴
食べ物・雑貨・ハンドメイド品などの買い物だけでなく、音楽ライブやワークショップ、キッチンカーなどを組み合わせて「楽しい空間」として演出されることが多いです。
また、「地域活性」「コミュニティづくり」の手段として、自治体や市民団体が主催するマルシェもあります。
朝市・フリマ、違いは?
朝市やフリマとどう違うの? ざっくり分けると、こんなイメージ 💭
種類 | 主な内容 | 出店者 | 雰囲気 |
朝市 | 野菜・鮮魚などの食材中心 | 農家さん・業者さん | 生活感のあるローカルな市場 |
フリマ | 不用品や中古品の販売 | 一般の個人 | 掘り出し物を探す楽しみ |
マルシェ | ハンドメイド・焼き菓子・雑貨など | 作家さんや小さなお店 | おしゃれであたたかい雰囲気 |
もちろん、これらが混ざっているイベントもたくさんありますが、マルシェは「こだわりのある小さなお店が集まる場所」という印象が強いです。
マルシェの魅力ってなに?

出店者目線
- 自分の想いや魅力を直接伝えられる
- → 商品へのこだわりやストーリーをお客様に直接伝えることで、価値や魅力が正しく伝わる
- お客様の声をリアルに実感できる
- → 感想や要望をその場で受け止め、今後の商品開発やサービス向上に役立てやすい
- 新規顧客やリピーターとの出会い
- → 試食や会話を通じてファンを獲得でき、リピーターにつながりやすい
- 地域への貢献とブランド力アップ
- → 地域の活性化に寄与し、自社や自分の信頼や認知度も高まりやすい
- 販売手法や経営ノウハウの向上
- → 他の出店者やお客様と交流することで新しいアイディアや工夫を学べる
購入者目線
- 個性的な商品との出会い
- → 地元ならではの野菜や果物、手作り雑貨や特産品など、普段手に入らない商品が見つかる
- 新鮮な食材や安心感のある商品
- → 生産者から直接購入できるため、商品の鮮度や安全性、高品質への信頼感がある
- 生産者や作家と直接話せる交流体験
- → 商品のこだわりやおすすめの食べ方、作り手の想いを聞くことができる
- ワクワクする雰囲気とイベント性
- → 音楽やパフォーマンス等の催し物がマルシェに彩りを加え、楽しい時間を過ごせる
- 地域とのつながりや発見
- → 地元の文化や産業、旬の情報を知ることができ、コミュニティへの参加意識が深まる
- → 地元の文化や産業、旬の情報を知ることができ、コミュニティへの参加意識が深まる
これからマルシェに出店したい人へ
常設店舗よりも初期投資が少なく、購入者のリアルな反応を得ることができるマルシェ。自分の商品の魅力やストーリーを直接伝えることができ、喜び・やりがいを感じることができます。
最初は誰でも、不安だらけ。でも出店は、自分の活動”を知ってもらうきっかけやチャンスです。やってみるとたくさんの気づきがあり、「自分の商品を喜んでくれる人がいる」という体験がとても励みになります。商売・ビジネスをはじめたいと考えている方にとっても、学びが多い場所です。少しでも出店に興味が湧いたらぜひチャレンジして、出店するワクワクを感じてみてください!
※このブログでは、日本でのマルシェを中心とするイベントへの出店をテーマにお話をすすめていきます。次回の記事では、出店者目線でもう少し掘り下げて紹介します!