マルシェの雰囲気ってどんな感じ?|出店者目線で感じる空気感

マルシェとは

マルシェって、単なる「物販イベント」じゃない。

 朝の準備から始まり、隣の出店者や運営の方との挨拶や、初めて会うお客さんとの会話。

 そんな1日の中で感じる“あたたかさ”や“つながり”を、今回は出店者の目線からお届けします。

出店者同士のほどよい距離感

マルシェに出店すると、自然と周りの出店者さんとやり取りをする機会があります。

たとえば、設営中にテントを立てようと広げていたら
「お手伝いしましょうか?」と声をかけてもらったことも。
逆に、自分から「お手伝いしますよー」と声をかけることも。

お互いに販売する商品は違っても、どこか仲間意識のようなものが生まれるのが不思議です。

他のマルシェの情報交換をしたり、商品を購入したり。
強いつながりを求めすぎず、でも「ちょっとしたことを気軽に頼れる」そんな関係性が心地よいです。

お客さまとのやりとりと距離の近さ

お客さまとのコミュニケーションも、マルシェならではの魅力です。

マルシェでは、お客さま自身が “交流を楽しみたい” と思っている方も多いです。

○「おすすめはどれですか?」「どれが人気ですか?」
そんな質問に直接こたえながら、商品を紹介する時間。
○「美味しかったからまた来ました!」というリピーターさんとの時間。

ひとつひとつがうれしくて、励みになります。

近くで “顔が見えるやりとり”ができるのも、マルシェならではのよさです。

子どもが「おいしい!」って伝えに走って戻ってきてくれたのはとてもうれしかった♪

会場全体に流れる、あたたかくてやさしい空気感

マルシェの会場を見渡すと、そこにはいろんな人たちがいます。
小さな子どもと一緒におさんぽする家族、犬のリードを持ちながらおやつを選ぶ方、
ひとりでふらっと立ち寄って、お店をのんびり見て回る人。

それぞれの時間がゆるやかに流れながらも、どこかあたたかくて、穏やか。
お店の人もお客さんも、自分らしく過ごしている感じがします。

にぎやかさのなかに、やさしい静けさがある。
そんな空気感に、いつも癒されています。

出店するメリットって?

もちろん、商品を知ってもらえて、売上につながるというのは大きなメリットです。
でもそれだけじゃなく、出店していると目には見えない“得るもの”もたくさんあります。

ここでは、出店者目線でのメリットを6つあげてみます

  1. お客さんの声が直接届く、あたたかなやりとり
    • 得られる→ 顔を合わせているからこそ伝わってくる、お客様の表情や言葉。どんな価値が伝わっているかを感じたり、改善点を見つけることもできます。
    • 伝える→ 商品づくりのこだわりや苦労、素材選びのポイント、エピソードなどを直接伝えることができます。
  2. 新しい出会いがつながり、広がる
    • 出会える→ いつもと違う場所では、それまで出会えなかったお客様と出会えます。 
    • つながる→ マルシェでの“出会い”をきっかけに、実店舗やオンラインのお客様につながっていきやすくなります。 
  3. ちょっと試して、反応を見られる
    • 試す→ ”少しだけ”の販売や、新商品のテスト販売にも。
    • 確認できる→ 幅広い客層からの反応を直接見ることができます。
  4. 出店仲間からもらえる刺激と学び 
    • 情報交換→ 何気ないおしゃべりからヒントをもらったりします。
    • 学び→ レイアウトや接客、ディスプレイ方法などを実際に見ることで学びがあります。
  5. 地域とのつながりができて、自分のお店のことも知ってもらえる
    • 地域→ まちおこしなど地域を盛り上げることに貢献できます。
    • PR効果→ SNS等で普段より多くの人に認知してもらうきっかけになりやすい。 
  6. はじめてでも挑戦しやすい
    • 挑戦→  多くの場合、常設店舗ほどのコストをかけずに挑戦できるので個人や小規模事業者も気軽にチャレンジしやすいです。

出店を重ねるたびに、商品づくりだけでなく、自分自身もちょっとずつ成長していける。
それがマルシェ出店の、何よりの魅力かもしれません。

まとめ|モノの売り買い以上の“なにか”がある

マルシェは、ただ商品を売る場ではなく、人と人とが出会って、言葉を交わして、気持ちをやりとりする場所。 売り上げが良かった日も、そうでなかった日も、得るものがあるのがマルシェの魅力です。