― 売れなかったイベントで気づくこと ―
「マルシェに出店したら売れるのかな?」
これは私自身、出店を始めたころ、ものすごく気になっていたことです。
そして今も「このマルシェどのくらい売れるのかな?」と思います。
結果から言うと……
「出店したら必ず売れる」わけではない。
今日はそんな売れなかった日のリアルなお話です。
売れなかったとある日の話
びっくりするくらい売れなかった日の話|お客さまがいない編
ある日参加したイベントは、主催者さんにとって初めての大きな会場での開催イベントでした。私自身そのことは承知していましたし、知り合いの方からの紹介で繋がったご縁ということもあって参加を決めました。
漠然とした不安を感じながら、会場に着き、セッティングはそこそこ順調に進み、さて開場時間。お客さまはぽつりぽつり。「あれ??これって始まってる?」と感じる瞬間が何度もありました。
このイベントは、ステージがメイン。マルシェはサブ的な役割でした。ぐらの感覚では、ステージ目当てのお客さまがほとんどで、会場規模に対してはお客さまはかなり少ない印象。
出店しているお店の前を通るお客さま自体が少なかったので、出来ることとといえばSNSでこまめ投稿することくらい。なすすべなく長い一日が終わっていきました。
振り返れば、お菓子を購入してくれたのはほとんどがまわりにいる出店者さんだった。
出店料も支払ったので、完全に赤字。そんな一日がありました。
びっくりするくらい売れなかった日の話|お客さまはたくさんいるのに編
このイベントは、出店にもだいぶ慣れたわりと最近の話。こちらは、以前出店したイベントの繋がりでお誘いを受ける形で出店を決めました。
会場に着き、出店場所が近い方にご挨拶すると、荷下ろしからセッティングまでまわりの方が協力してくれました。余裕をもって準備もバッチリ。程よく「みんなで盛り上げて行こう!」という空気感もあって、「今日は売れそう♪」そんな気持ちでスタートしました。
こちらのイベントもマルシェがサブ的な役割、スポーツがメインのイベントでした。お客さまはお昼に近づくにつれどんどん増えていき、試合とともに午後もさらに盛り上がっていきました。
ところが、「あれ??」売れてない..
私の店だけ??お隣さんは完売してたし..
終わってからそこそこ落ち込んだ、そんな一日。
売れなかった理由は色々考えられる
- 今回のマルシェは相性が良くなかった
- 主催者さんの告知が少なかった
- 立地の影響(ちょっと今回は運が悪かったかな..)
……など、正直思わないわけではありません。
でも、まわりにお客さまはたくさんいるのに売れない経験をすると、そうも言ってられないな..という現実を突きつけられたような気分にもさせられます。
出店すれば必ず売れる?答えは「NO、でも…」
出店=売れる、ではないです。
でも、出店で売れない=ムダ、でもない。
毎回赤字は困りますが、
結局、いちど出店してみないとわからない。
今回お話した出店からぐらが学んだ主なこと
- 自分自身の告知の工夫、回数が足りていなかったこと
- お店に来るお客さまとイベントに来るお客さまが必ずしもイコールではないということ
- お店でなくイベントにわざわざ足を運びたくなるような工夫が必要だということ
- もっと足を止めてもらう工夫がで必要だったこと (看板やPOP、お客さまへのお声がけ)
- 客層の読みが大幅に外れた。(子供の目にとまるかなとおもって考えた商品ラインナップ。その日、子供が買いにくることはほとんどありませんでした。)
さいごに:これから出店するあなたへ
失敗は次への学び。
ほとんどは、やってみてはじめてわかる。
ここで伝えたかったことは、『そんなこともあるのか..。』と引かずに、
はじめから『完璧な状態でなくてはならない!』なんて思わずに、
肩の力を抜いてまずはチャレンジすることが、次への出店につながっていくということです。
出店への一歩、応援しています!