出店の準備は完璧だったのに、お客さんがほとんど来なかった日があります。
ディスプレイも頑張った、商品も自信作。天気も悪くなかった。なのに、ほぼ素通り。
「何がいけなかったんだろう」とその夜ずっと考えて、ようやく気づいたことがありました。
問題は、当日じゃなかった。当日より前にあった。
Instagramは投稿していたけれど、プロフィールはなんとなく。自己紹介も一言だけ、ハイライトもなし。「何を売っている人なのか」が伝わらない状態で発信し続けている。
そんな状況になっていませんか?
マルシェの集客は、当日ではなく出店活動を決めた瞬間から始まっています。
Instagramで告知を見て「行ってみようかな」と思ってもらえるかどうかが、当日の売上に直結する。そのためにプロフィールという「顔」が整っていることがとっても大切です。
この記事では、集客につながるプロフィールの7項目を、説明していきます。
マルシェの集客は「当日より前」にはじまっている

当日初見の人 vs 事前に知っていた人、買う確率の差
出店を続けていると、はっきりわかることがあります。
当日の通りすがりで来てくれた人と、事前にInstagramで知っていて来てくれた人では、買ってくれる確率がまったく違う。
通りすがりの人は「何これ?」から始まるので、商品を手に取ってもらうまでの時間も手間もかかります。一方、SNSで告知を見てきてくれた人は、来た時点でもう「買う気」があることが多い。「インスタ見てきました!」と言いながらお目当ての商品に直行してくれたりするんです。
どちらを増やしたいか、明白ですよね。
告知が「届く」ためにフォロワーが必要な理由
「でも、フォロワーなんてほとんどいないし…」と思った方、安心してください。
フォロワー10,000人を目指す、という話じゃないんです。出店エリアの近くにいる50〜100人に告知が届けばいい、という話です。
ただ、そのためには順番があります。
- 投稿・リール・ハッシュタグで新しい人の目に触れる
- プロフィールを見に来た人が「この人、何売ってるんだろう?」と思う
- プロフィールが整っていれば「フォローしておこう」となる
- 出店前の告知がストーリーズに流れる
- 「あ、今週末出るんだ。行ってみよう」が生まれる
- 当日、来てくれる
この流れの起点が、プロフィールです。どんなに良い投稿をしても、プロフィールを見た人が「よくわからないな」と思ったら、フォローされない。フォローされなければ告知が届かない。
「ファンを作る」なんて大げさな話ではなくて、告知が届く人を少しずつ増やしていく、ただそれだけです。その積み重ねが、気づいたら常連さんにつながっていきます。
まず確認!集客できていないプロフィールの4つのパターン

プロフィールを整える前に、よくある「もったいないパターン」を確認しておきましょう。
①「何を売っているかわからない」プロフィール
名前だけ、またはこんな自己紹介になっていませんか?
「日々のことを発信中♪ものづくりが好きです」
気持ちはわかるんですが、初見の人には「で、何をしている人?」となってしまいます。プロフィールを見た3秒で「何を売っている人か」が伝わらないと、フォローされずに離脱されてしまいます。
②「次いつ出店するかわからない」プロフィール
投稿はしているのに、ハイライトにも固定投稿にも出店情報がない。
気になってフォローしたけど次いつ来るかわからなくて、そのまま忘れてしまった——という体験、実はお客さん側でよくあることです。「いつでも出店情報にアクセスできる」状態を作っておくことが大事です。
③プロフィール画像が何の画像かわからない
アイコンを見ただけで「何屋さんか」が伝わらないパターン。風景写真、加工しすぎた自撮り、真っ暗な写真など。
アイコンはいわば「看板」です。一瞬で印象を決めます。
④リンクがブログのトップページ1つだけ
ブログだけ貼っていてネットショップや出店情報が別々になっているパターン。
lit.linkやLinktreeなどのリンクまとめツールを使えば、すべての窓口を1か所に集約できます。
集客につながるプロフィール7項目の設定方法

ここからが本題です。7項目を順番に設定していきましょう。
①アカウント名:検索に引っかかる名前のつけ方
Instagramの検索は、アカウント名も対象になります。
たとえばこんな形がおすすめです。
「ぐら|マルシェ出店・焼菓子」
活動名のあとに「マルシェ出店」「焼菓子」「ハンドメイド」などのキーワードを添えるだけで、検索でヒットしやすくなります。
名前欄(表示名)は検索で見つけてもらいやすくする為、と意識しておくと変わります。
②プロフィール画像:アイコンで「何屋さんか」を伝える
アイコンの選択肢は大きく3つです。
- ロゴ:ブランドとしての統一感が出る。「お店感」が伝わりやすく、アカウント全体がきちんと見える
- 顔写真:親しみやすさ・人柄が伝わる。「この人から買いたい」という気持ちを引き出しやすい
- 看板商品の写真:何を売っているかが一目瞭然。商品への興味を先に引ける

ぐらは店舗のロゴにしています。固定店舗とInstagramアカウントで同じロゴを使うことで、「あ、あのお店だ」とすぐわかってもらえるのが大きなメリットです。マルシェで一度来てくれたお客さんが後からInstagramを検索したときに、ロゴがあると「ここだ」とすぐ見つけてもらいやすい。
ただ、まだロゴがない方は無理に作る必要はありません。顔写真や看板商品の写真でも十分です。
「人」が見えると安心感につながるので、初期段階なら顔写真から始めるのも全然ありです。
どの選択肢でも共通して大事なのは、アイコンを見た瞬間に「何屋さんか」が伝わること。背景をすっきりさせたり、ブランドカラーを意識したりするだけで印象がぐっと変わります。スマホの無料アプリでも十分整えられます。
③自己紹介文:3行で「何を売る誰か」を伝えるテンプレート
自己紹介文は、この3行構成がシンプルで伝わりやすいです。
【1行目】何を作っているか(商品・こだわり)
【2行目】どこで買えるか(マルシェ出店・エリア)
【3行目】ブログ・ショップへの誘導
実例イメージ:
🍪 地元の素材で焼菓子を作っています
📍 〇〇県中部のマルシェに月2〜3回出店中
👇 出店情報・NET SHOPはリンクから
絵文字を使うと視線が止まりやすくなります。ただし使いすぎると読みにくくなるので、1行1個くらいが目安です。
自己紹介文を書くときの3つのポイント:
- 「何を売っているか」を最初に入れる(商品名・素材・こだわりなど)
- エリアを入れると「近くに住んでいる人」に刺さりやすい
- 最後は行動を促す一言(リンクへの誘導)で締める
④カテゴリ設定:「食品・飲料」や「地元ビジネス」を選ぶ理由
意外と見落としがちなのがカテゴリ設定です。
プロフィール編集画面から「カテゴリ」を設定できます。食品系なら「食品・飲料」、地域密着の出店なら「地元ビジネス」などが候補になります。
カテゴリを設定すると、プロフィール名の下に小さく表示されます。「焼き菓子店」などの一言が添わるだけで、初見の人への伝わり方が変わります。
設定手順: プロフィールを編集 → 「プロフィール情報」→「カテゴリ」から選択
⑤リンク設定:lit.linkで複数の窓口を一覧化する
最近プロフィールのリンクは複数設定できるようになりましたが、lit.link(リットリンク) で複数のリンクをまとめたページを1つのURLで共有するのもおすすめです。Instagramにアカウント登録してない人もカバーすることができます。
まとめておきたいリンク例:
- LINE
- ネットショップ(あれば)
- ブログ
- Google map(店舗がある場合)
- 出店スケジュール
- 商品メニュー・価格表
lit.linkは無料で使えて、デザインも整えられます。「リンクはここだけ見れば全部わかる」という状態を作っておくと、初見の人が購入ページなどへ流れやすくなります。
⑥ハイライト:出店情報・商品紹介をカテゴリごとに整理

ハイライトは、プロフィールに常設できる「ミニホームページ」のような存在です。
おすすめの4カテゴリ:
| ハイライト名 | 入れる内容 |
|---|---|
| 出店情報 | 次回・今後の出店スケジュール |
| 商品一覧 | 定番・季節商品の紹介 |
| ご注文方法 | 予約・購入の案内 |
| 私について | 自己紹介・こだわり・ストーリー |
そしてここで大事なのが、ハイライトカバーの統一です。
カバー画像がバラバラだと、プロフィール全体の印象が散らかって見えます。同じデザインテイスト・カラーで揃えるだけで、一気にアカウントが「ちゃんとしてるお店」に見えます。
Canvaなど無料ツールで十分作れます。全カバーを同じ背景色+シンプルなアイコンで統一するだけでOKです。
⑦固定投稿:プロフィールの補足として機能させる
プロフィールを見た人が次に目に入るのが、最初の数枚の投稿です。
固定投稿として置いておきたい3枚:
- 自己紹介投稿:「はじめまして」の投稿。どんな人が作っているか
- 商品一覧投稿:定番ラインナップをまとめた投稿
- 出店スケジュール投稿:直近の出店情報(都度更新)
「プロフィールを見た人が、この3枚で全部わかる」状態が理想です。
ぐらのプロフィール、実際こうなってます【before / after公開】
少し恥ずかしいんですが、始めたころのプロフィールを正直に話します。
before(出店当初)
- プロフ画像:焼菓子の写真
- アカウント名:「店名」だけ
- 自己紹介:「焼菓子店です🍪」のみ
- ハイライト:なし
- 固定投稿:なし
after(整えてから)
- プロフ画像:ロゴ
- アカウント名:「店名|焼菓子」
- 自己紹介:3行構成(商品・エリア・リンク誘導)
- ハイライト:4カテゴリ、カバー統一済み
- 固定投稿:営業日・商品紹介・店舗情報の3枚
整えてから変わったこと:
- 「インスタ見てきました!」と声をかけてくれるお客さんが増えた
- DMが来るようになった
プロフィールを変えただけで、同じ発信でも届き方が変わるんだな、と実感しました。
今すぐ確認!集客プロフィール7項目チェックリスト
最後に、チェックリストで自分のプロフィールを確認してみてください。
✅️ アカウント名にキーワード(商品名・マルシェ等)が入っている
✅️ プロフィール画像で「何屋さんか」が一瞬で伝わる
✅️ 自己紹介文に「商品・エリア・誘導」の3点が入っている
✅️ カテゴリ設定をしている
✅️ ハイライトのカバーが統一されている
✅️ 固定投稿が3枚ある(自己紹介・商品・出店情報)
✅️ リンクをlit.link等でまとめている
全部チェックできたら、集客プロフィールの完成です。
ハイライトカバーや固定投稿の画像は、無料のデザインアプリで作れます。完璧じゃなくていいので、まずは「統一感がある」状態を目指してみてください。
まとめ:プロフィールを整えてから、投稿を頑張ろう

この記事で伝えたかったことを3つにまとめます。
- マルシェの集客は当日より前に始まっている。 告知が届く人(フォロワー)を少しずつ増やすことが、当日の売上につながる。
- その起点がプロフィール。 投稿を頑張る前に、まず土台を整えることが大事。
- 7項目を順番に設定すれば、初心者でも集客プロフィールが完成する。
特別なスキルも費用も不要。今日から始められます。
「何から始めればいいかわからない」という方は、まず自己紹介文の3行テンプレートだけやってみてください。それだけでも、プロフィールの伝わり方がかなり変わります。
プロフィールが整ったら、次のステップに進みましょう。
集客の次は、当日の売り場づくり。 ディスプレイの見せ方をまだ整えていない方は、こちらの記事が参考になります。
👉 関連記事:マルシェのディスプレイ見せ方の基本とコツ
出店当日のお会計・キャッシュレス対応も気になる方へ。 「Instagramを見て来た」お客さんにスムーズに対応するための決済まわりはこちらで解説しています。
👉 関連記事:マルシェ出店のお会計まとめ|お釣りの準備・レジ・キャッシュレスを初心者向け解説
売上をちゃんと記録したい方へ。 フォロワーが増えて当日の売上が上がってきたら、売上管理の仕組みも整えておくと確定申告がぐっと楽になります。