イベント出店の売上、確定申告はどうする?経費・帳簿・会計ソフトの選び方入門ガイド

確定申告 どうしてる? 番外編

― 「難しそう」で後回しにしてきた人へ ―


⚠️ この記事について マルシェ・イベント出店者向けの入門的な情報整理を目的としています。税務の詳細や個別の判断については、国税庁の公式情報または税理士にご確認ください。


📋 この記事を読む前に…
「そもそも開業届って必要?」「副業の場合は?」という方はこちらもあわせてどうぞ。


マルシェで売上が出てきたとき、ふと頭をよぎること。

「これって確定申告、必要なの?」

「領収書はとっておいた方がいい?」

「帳簿って、どうやってつければいいの?」

なんとなく「やらないといけない気がする」けれど、どこから手をつければいいかわからなくて後回しにしている——そういう方もいるのではないでしょうか。

この記事では、個人事業主として毎年申告しているぐらが、出店者目線で最低限知っておきたいことを整理します。

難しい税務の話は専門家に任せるとして、まず何をすべきかの入口だけでも一緒に確認していきましょう。

この記事でわかること

  • 確定申告が必要なケース・不要なケースの目安
  • 経費にできるもの・できないもの
  • 帳簿管理の始め方
  • 会計ソフトの選び方と、ぐらが使っているもの

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります


まず確認:申告が必要なケース・不要なケース

「売上」と「所得(利益)」は別物

最初に大事なポイントをひとつ。

確定申告で申告するのは「売上」ではなく、売上から経費を引いた「所得(利益)」です。

売上が多くても、材料費や出店料などの経費を引いた結果として所得が少なければ、申告の要否の判断もそれをもとに考えます。この違いを知っておくだけで、だいぶ見通しが変わります。

個人事業主として活動している場合

事業収入として活動している場合、所得が一定以上あれば申告が必要です。「このくらいなら大丈夫だろう」と自己判断せず、所得の状況に応じて毎年確認する習慣をつけておくのが安心です。

ぐらは個人事業主として毎年、確定申告をしています!

会社員の副業として出店している場合

会社員が副業でマルシェ出店をしている場合は、副業の所得が年間20万円を超えると申告が必要というのが一般的な目安です(給与所得と合算して計算します)。

ただし、住民税の申告は別の基準になる場合もあるため、詳細は国税庁のサイトや税理士への相談をおすすめします。

迷ったときは: 国税庁 確定申告特集 が参考になります。個別の状況については税理士に相談するのが確実です。


申告が必要かどうかの確認フロー(目安)

マルシェで売上が出た
  ↓
個人事業主として活動している?
  ├─ YES → 所得に応じて申告(詳細は国税庁・税理士へ)
  └─ NO(会社員の副業)→ 副業所得が年20万円超で申告

経費にできるもの・できないもの

所得を正しく計算するために大切なのが、経費の把握です。

マルシェ出店で経費になりやすいもの

カテゴリ具体例
原材料費小麦・バター・砂糖など
資材費小袋・乾燥剤・ラッピング資材
出店費用出店料・会場への交通費
消耗品費焼き紙・手袋・プライスカードなど
販促費名刺・POP・看板制作費
工具・備品テント・テーブル・什器(減価償却になる場合あり)
通信費キャッシュレス決済の手数料

按分が必要なもの

自宅兼工房で活動している場合、光熱費・通信費・家賃などは事業に使っている割合分だけ経費にできます(按分といいます)。全額は難しいですが、合理的な根拠があれば一部を計上できます。

ぐらの場合、店舗&工房は、家賃・光熱費・消耗品費も経費として計算に入れています。

経費計上の基本ルール

  • 領収書・レシートは必ず保管する(原則7年間)
  • 事業に関係ないものは経費にできない
  • 迷うものはまず記録しておいて、税理士や申告時に確認する

「後でまとめて整理しよう」と思うと必ずどこかで詰まります。特に、仕入れの多い飲食やハンドメイドの場合は特に、出店のたびに記録する・仕入れのたびに記録する習慣が、申告をスムーズにする一番のコツです。


帳簿のつけ方:難しく考えなくて大丈夫

青色申告と白色申告、何が違う?

青色申告白色申告
帳簿の形式複式簿記(または簡易簿記)単式簿記でOK
手間やや多い少ない
税制上のメリット最大65万円の控除あり特別控除なし
事前申請必要(開業届と合わせて)不要

手間はかかりますが、青色申告には節税メリットがあります。どちらを選ぶかは状況によるので、開業初年度や申告前に税理士に確認することをおすすめします。

最低限やるべきこと

どちらの申告でも、最低限やっておくべきことは共通です。

  • 収入(売上)を記録する
  • 支出(経費)を記録する
  • 領収書・レシートを日付・内容がわかる形で保管する

これだけでも、「何も記録していない」状態とは大きく違います。まずここから始めてみてください。

Excelかスプレッドシートか vs 会計ソフト

最初はExcelや手書きの出納帳でも十分です。売上と経費を「日付・内容・金額」の3項目で記録するだけでも、申告時にかなり楽になります。

ただ、事業が育ってくると入力の手間が増えてきます。

「少し早いかな」くらいのタイミングで会計ソフトの導入を検討するのがおすすめです。


会計ソフトを使うと、何が楽になるか

会計ソフトの一番のメリットは、日々の記録が確定申告書類に直結することです。

手動で転記したり、Excelで集計し直したりする手間がなくなります。

会計ソフト|マネーフォワード クラウド

ぐら自身、現在使っているのがマネーフォワード クラウドです。

  • 銀行口座・クレジットカードと連携して、自動で取引を取り込める
  • レシートをスマホで撮影するだけで経費登録ができる
  • 確定申告書類(青色・白色どちらも)を自動作成できる
  • 無料プランあり(機能制限あり)

事業用口座・カードを連携しておくと取引が自動で入ってくるのが一番助かっています。青色申告書類もそのまま出力できるので、申告期間に慌てることがありません。

Excel→freee→弥生会計→マネーフォワード クラウドといろいろ試してきました。料金を見て「ちょっと高いかな」と思う方もいるかもしれませんが、帳簿付けが楽になって時間が節約できること、確定申告の負担がぐっと軽くなることを考えると、そんなに高い出費ではないと今は思っています。

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会計ソフトの選び方まとめ

こんな人におすすめ
銀行・カード連携で自動化したい・しっかり全体を管理したいマネーフォワード クラウド
はじめての確定申告でとにかくシンプルに始めたいfreee
副業・取引が少なめ・スマホだけで完結したいタックスナップ

どれも無料プランや無料トライアルがあるので、まず触ってみてから決めるのがおすすめです。


事業を小さく始めたばかりで、取引件数が少なく、簿記の知識がまだあまりない段階では、タックスナップが簡単でおすすめです。税理士監修のAIが勘定科目や経費区分を自動判定してくれるので、知識ゼロでもスマホだけで確定申告まで完結できます。

👉 知識不要でスワイプするだけ。頑張らなくていい確定申告アプリ【タックスナップ】

税理士への相談が必要なとき

「自分でやるには判断が難しい」「事業が大きくなってきた」というタイミングで、税理士への相談を検討してみてください。


実際にやっている管理方法

個人事業主として青色申告をしているぐらの、実際のルーティンをシェアします。 帳簿・申告にはマネーフォワード クラウドを使っています。

出店後・営業後などにすぐにやること

  • その日の売上を記録する
  • レシート・領収書をその日のうちにひとまとめにする

月2〜3回やること

  • 経費のレシートを整理して記録する
  • 仕入れ・資材費の領収書は内容を確認して保管記録
  • マネーフォワード クラウドで仕訳を確認・修正する

やっておいてよかったこと

  • 事業用の口座・カードをプライベートと完全に分ける(連携後の自動取り込みが格段に楽になります)
  • レジアプリとマネーフォワードの連携(レジを通した売上が自動反映される)
  • 「迷ったら捨てない」でレシートを全部保管しておく
  • 青色申告を最初から選んだこと(手間はかかるが、65万円控除は大きい)

完璧な管理よりも、続けられる仕組みを先に作ることが大事だと感じています。買い物は基本キャッシュレス(事業用カード)にすることで、帳簿のつけ忘れがほぼなくなりました。


まとめ:まず「記録する習慣」から始める

やることタイミング
売上記録(出店・委託販売など)その日のうちに
経費・レシートの整理月2回
帳簿・会計ソフトの確認月2回〜
確定申告毎年2月16日〜3月15日

税務は「難しそう」で後回しにすると、後になってまとめて困ることになります。

まずは記録する習慣をつけることだけ意識してみてください。

レシート・領収書は捨てずに管理する。売上はその日のうちに記録する。それだけで、申告時の負担はかなり変わります。

細かい判断に迷ったときは、国税庁の公式サイトを確認するか、税理士に相談するのが一番確実です🌿

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👉 マネーフォワード クラウドの具体的な使い方を知りたい → マネーフォワード クラウド活用ガイド(近日公開予定)

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